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特集 脊椎外科最近の進歩―OPLLを中心として―(第26回日本脊椎外科学会より)
脊柱靱帯骨化部由来細胞におけるTGF β superfamily ligand受容体およびTSC-22遺伝子の発現
Messenger RNA Expression of the Genes Encoding TGF β Superfamily Ligand Receptors and Transcription Factor from the Cells of OPLL
河内 敏行
1,2
,
四宮 謙一
2
,
山浦 伊裟吉
3
,
黒佐 義郎
3
,
野田 政樹
1
Toshiyuki Kawa-uchi
1,2
1東京医科歯科大学難治疾患研究所分子薬理学
2東京医科歯科大学医学部整形外科
3九段坂病院整形外科
2Department of Orthopaedic Surgery, Faculty of Medicine, Tokyo Medical and Dental University
キーワード:
OPLL
,
後縦靱帯骨化症
,
TGF β superfamily ligand receptors
,
transcription factor
,
転写因子
Keyword:
OPLL
,
後縦靱帯骨化症
,
TGF β superfamily ligand receptors
,
transcription factor
,
転写因子
pp.465-469
発行日 1998年4月25日
Published Date 1998/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902416
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抄録:頚椎後縦靱帯骨化症は靱帯組織中に異所性骨化が生じる骨増殖症であり,diffuse idiopathic skeletal hyperostosis(Resnick)の一群に分類されうるものである.従来からその成因については,遺伝的背景やホルモンなどの全身的因子等を含め,多くの検討がなされているが未だ明らかにはなっていない.
近年,サイトカインを初めとする局所因子が骨形成に重要な関わりを持つことが明らかになり,とりわけBone Morphogenetic Protein(BMP)やTransforming Growth Factor β(TGF β)といったTGF β superfamilyは骨形成能を有する成長因子として注目されている.そこで今回われわれは頚椎後縦靱帯骨化症にて前方除圧術を受けた患者の協力を得て採取した細胞をもとにこれらの培養細胞中にBMPやTGF βの受容体(TGF β superfamily ligand receptor)の発現が見られるか否かをmessenger RNAレベルで検討した.また併せて核内転写因子であるTSC-22についても検討を行った.
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