ついである記・12 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    Bombay
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                山室 隆夫
                                            
                                            1,2
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                
                  1京都大学
                
                
                  2国際整形災害外科学会
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.626-627
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1997年5月25日
                  Published Date 1997/5/25
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902177
                
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- 文献概要
インドという国はいろいろな意味で底知れない魅力を秘めた国である.体力と時間が許せば,ゆっくりとインドの各地を旅してみたいものだとよく思う.そうすれば,われわれが既に忘れてしまっている神や自然に対する恐れをもう一度想い出させてくれるかも知れないという気がする.そして更に,あの貧困の中で生きている人々と接することによって,人間の持っている根源的な生への執着とは何なのかという問いに対しても何らかの答えが得られるかも知れないという気がする.しかし,実際にインドへ行ってみると,自分がいかに物質文明の恩恵を受けて安易に生き,それに慣らされてしまっているかという事を思い知らされるばかりで,インド人の心や生き方の本質に触れることはなかなか難かしい.
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