ついである記・14 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    Casablanca
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                山室 隆夫
                                            
                                            1,2
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                
                  1京都大学
                
                
                  2国際整形災害外科学会
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.800-801
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1997年7月25日
                  Published Date 1997/7/25
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908329
                
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- 文献概要
●Bar Casablanca
昭和一桁生まれの人であれば,大抵は「カサブランカ」という映画を見て若き日のイングリッド・バーグマンの清楚な美しさに魅了された想い出があるだろう.そのイングリッド・バーグマンももはや此の世の人ではないが,モロッコのカサブランカへ行けば,あの映画のシーンに出てくる「Bar Casablanca」で彼女に逢うことが出来る.ハンフリー・ボガードの演ずる青年リックがイングリッド・バーグマンの扮する美しい女性イルザと知り合って恋に落ちたのはパリであった.その後,何年かの歳月が流れて今は人妻となったイルザが,偶然,カサブランカのある酒場でリックと再会する.彼女は酒場の黒人ピアニストにパリでの想い出の曲である「As Time Goes By」をリクエストする.そして,リックとイルザの恋の想い出が再び蘇るというのが,この映画の出だしであった.この映画のロケが行われた酒場が,カサブランカのハイアット・リージェンシー・ホテルの1階に今もそのままの姿で営業されている.それがピアノ・バー「カサブランカ」である.そんなことは何も知らずに,私と家内は1994年の5月上旬にたまたまこのホテルに投宿した.前回少し書いたが,私達はマラケシュで開かれた汎アラブ整形外科学会のあと数日間モロッコ国内を旅行し,最後にカサブランカに住む私達の友人を訪ねるためにこの町へやって来たのである.
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