Japanese
English
整形外科基礎
人工股関節置換術における術前シミュレーションのためのソケットテンプレートの作成方法について
A New Method of Producing Socket-Templates for the Preoperative Simulation of the Size and Location of the Socket Used in Total Hip Replacement
長野 真久
1
,
山本 潔
1
,
飯田 寛和
2
Masahisa Nagano
1
1寿尚会洛陽病院整形外科
2京都大学医学部整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Rakuyou Hospital
キーワード:
THR
,
人工股関節置換術
,
simulation
,
シミュレーション
,
socket size
,
ソケットサイズ
Keyword:
THR
,
人工股関節置換術
,
simulation
,
シミュレーション
,
socket size
,
ソケットサイズ
pp.1135-1138
発行日 1996年10月25日
Published Date 1996/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902012
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:人工股関節置換術に使用されるソケットサイズを術前にシミュレートする簡便な方法を考案したので報告する.方法は,ドロー系のソフトを用いて各CTスライスの高さにおけるソケットの横断面を透明用紙に描き,それをテンプレートとしてCTフィルム上に重ね合わせて至適ソケットサイズを選ぶというものである.一度テンプレートを作成してしまえば,症例毎にテンプレートをCTフィルム上に重ね合わせるだけなので非常に簡便である.本シミュレート法を用いて人工股関節置換術を行った症例は5例であり,全例でほぼ予定通りの手術を行うことができた.本法を用いて術前にリーミングの深さやソケットサイズを把握しておくことによって,より安全で確実な人工股関節置換術が可能になると思われる.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.