特別企画 阪神・淡路大震災にまなぶ
災害訓練・米国での訓練と教育
木村 専太郎
1
1那珂川病院
pp.1301-1304
発行日 1995年11月25日
Published Date 1995/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901771
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はじめに
平成7年1月17日の阪神・淡路大震災と同年3月20日の東京地下鉄サリン事件の教訓から,国内における集団災害に対する関心が高まり,救急医療態勢を再編成する動きがあることは,非常に良いことである.
筆者は昭和40年から昭和55年の16年間に3度渡米して,12年間住んだことがある.その間に5年間の外科臨床トレーニングを終え,外科専門医試験であるボード試験に合格し,アイオワ大学と国立ベテランズ病院外科のスタッフとして勤務し,さらに昭和53年後半から昭和55年未までの2年半,米国で外科を開業し,救急医療に従事していた.
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