Japanese
English
シンポジウム 長期成績からみたBipolar型人工股関節の適応の再検討
主として寛骨臼側の問題点
Indication and Results of Bipolar Endoprosthesis : Complications in the Acetabulum.
佛淵 孝夫
1
,
福岡 真二
1
,
林 和生
1
,
杉岡 洋一
1
Takao Hotokebuchi
1
1九州大学医学部整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Faculty of Medicine, Kyushu University.
キーワード:
バイポーラー型人工骨頭
,
bipolar endoprosthesis
,
中心性陥入
,
migration
Keyword:
バイポーラー型人工骨頭
,
bipolar endoprosthesis
,
中心性陥入
,
migration
pp.29-33
発行日 1995年1月25日
Published Date 1995/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901538
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:Bipolar endoprosthesis(以下BP)には寛骨臼側のmigrationやinner bearingのimpingimentと,これに伴うpolyethylene debrisの発生など問題点が多い.これに対して,セメントレスタイプであるHarris Galante Porous人工股関節置換術(以下H/G)の術後成績は良好であり.寛骨臼側に限って言えばH/GはBPより優れている.したがって.寛骨臼側の問題点からBPの適応は関節軟骨と軟骨下骨が温存された大腿骨頭壊死症や大腿骨頚部骨折などであり,慢性関節リウマチおよびリーミングや骨移植を必要とする変形性股関節症には避けるべきである.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.