特集 椎間板―基礎と臨床(第22回日本脊椎外科学会より)
椎間板―基礎と臨床
辻 陽雄
1,2
1第22回日本脊椎外科学会
2富山医科薬科大学整形外科学
pp.340-341
発行日 1994年4月25日
Published Date 1994/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901332
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平成5年6月に富山市で開かれた第22回日本脊椎外科学会は,脊柱退行変性に基づく多くの疾病構造の形成に中心的役割を演じる椎間板に焦点をあて,老化脊柱における病態を一層明らかにしようと,「椎間板―基礎と臨床」と題し,集中的に討議をしました.323演題の報告のうち,約290題がこの主題に関するものであり,口演はすべてシンポ形式になるよう皆様に御努力いただきました.お陰で意義深いものとなったように思います.
すべての臨床における診断治療の方略はサイエンスの上に成り立つとの認識に立った企画であり,正にこの方面の研究者の層と中身の進展は予想外のものであったように感ぜられます.本特集号は,この323題の発表論文の中から選考委員40余人によって推薦された上位25の論文であり,臨床整形外科特集号として今年も発刊することができました.医学書院の御好意に感謝いたします.
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