Japanese
English
論述
人工膝関節置換術後の機種別臨床成績と膝可動域
Clinical Results and Range of Knee Motion after Three Kinds of Total Knee Prosthesis
宮津 誠
1
,
徳広 聡
1
,
船越 洋
1
,
竹光 義治
1
,
山下 泉
1
,
小野寺 信男
2
,
小野沢 敏弘
3
Makoto Miyatsu
1
1旭川医科大学整形外科学教室
2旭川リハビリテーション病院整形外科
3進藤病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Asahikawa Medical College
キーワード:
全人工膝関節置換
,
total knee replacement
,
臨床成績
,
clinical result
,
可動域
,
range of motion
,
合併症
,
complication
Keyword:
全人工膝関節置換
,
total knee replacement
,
臨床成績
,
clinical result
,
可動域
,
range of motion
,
合併症
,
complication
pp.235-240
発行日 1994年3月25日
Published Date 1994/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901312
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抄録:人工膝関節置換術(以下TKR)により治療を受けた変形性膝関節症(以下OA膝)患者の臨床成績と膝関節可動域を3機種について検討した.対象および方法は,末期OA膝患者であり,total condylarタイプ1/B I(以下TC群)で置換を受けた症例は18膝で平均観察期間は82カ月,PCAタイプは10膝で平均観察期間60カ月,Miller-GalanteタイプI(以下MG群)は42膝,平均観察期間36カ月であった.以上の症例の臨床成績,膝関節可動域,X線評価を比較した.結果,①臨床成績は3群とも良好であった.②術後膝屈曲角,可動域ともMG群ではTC群に比べ有意によかった,PCA群とは差はなかった.③MG群では術前後の膝可動域に正の相関がみられた(R=0.427).④MG群で膝蓋骨コンポーネントの脱臼が3例にみられた.
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