Japanese
English
シンポジウム 人工膝関節の長期成績
アルミナ・セラミック人工膝関節
Alumina Ceramic Total Knee Prosthesis
大西 啓靖
1,2,3
,
村田 紀和
1,2,3
,
津山 研一郎
1,2,3
,
櫛谷 昭一
1,2,3
,
右近 良治
1,2,3
,
高山 優
1,2,3
Hironobu Oonishi
1,2,3
1国立大阪南病院整形外科
2人工関節クリニック
3生体材料研究室
1Department of Orthopaedic Surgery, Artificial Joint Section, Biomaterial Research Laboratory, Osaka-Minami National Hospital
キーワード:
アルミナ・セラミックス
,
alumina ceramics
,
人工膝関節
,
total knee prosthesis
,
臨床成績
,
clinical results
,
合併症
,
complication
,
セメントレス
,
人工関節
,
cementless
Keyword:
アルミナ・セラミックス
,
alumina ceramics
,
人工膝関節
,
total knee prosthesis
,
臨床成績
,
clinical results
,
合併症
,
complication
,
セメントレス
,
人工関節
,
cementless
pp.617-627
発行日 1987年5月25日
Published Date 1987/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907629
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抄録:KOMセメントレス・アルミナ人工膝関節は骨との結合部をアルミナ,摺動部をアルミナ対UH-MWPEの組み合せから成り,脛骨板の中央にステムがあり,ステムより脛骨後面の皮質骨に荷動が伝達される.シミュレーター試験では摺動部において,対金属より対アルミナの方がUHMWPEの摩耗量は1/10以下である.骨との結合部においてアルミナ以外の材料と同様にセメントレス共通の問題点がある.術後4年6カ月〜2年6カ月の30例46膝についての成績は他の人工膝関節と同様可動域以外はすべて優れた結果が得られた.レ線像では約60%にステム周囲に骨透亮像が出現し,RA群の約半数に脛骨板の沈下がみられた.今後の改良点と展望は,骨との結合部にはコーティングされたTi合金又はアルミナのポーラス体表面にHApをコーティングした材料を用い,更に必要に応じて現在開発中のバイオアクティブ骨セメントを用いることである.
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