Japanese
English
シンポジウム 膝十字靱帯再建における素材の選択
Gore-Tex人工靱帯
Gore-Tex Artificial Ligament
福林 徹
1
,
下條 仁士
2
,
小出 清一
3
,
福岡 重雄
4
Toru Fukubayashi
1
1筑波大学臨床医学系整形外科
2筑波大学体育科学系
3東京女子体育大学
4焼津市立病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Institute of Clinical Medicine, University of Tsukuba
キーワード:
前十字靱帯再建
,
ACL reconstruction
,
ゴアテックス人工靱帯
,
Gore-Tex artificial ligament
,
再建靱帯断裂
,
graft rupture
,
水腫
,
effusion
Keyword:
前十字靱帯再建
,
ACL reconstruction
,
ゴアテックス人工靱帯
,
Gore-Tex artificial ligament
,
再建靱帯断裂
,
graft rupture
,
水腫
,
effusion
pp.1277-1281
発行日 1992年11月25日
Published Date 1992/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900984
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抄録:術後4年以上を経過したGore-Tex人工靱帯施行例123例中今回55例に対して直接検診を行った.疼痛,giving way,lockingや自己満足度の改善度は良かったが,徒手検査法による前方不安定性や,KT1000による前方移動度では異常所見を示す例が多く,術後2年の関節鏡検査でも半数以上に人工靱帯の部分断裂が確認された.合併症では再断裂が21例17%に見られ,水腫が26例21%に認められた.これらの合併症は手術テクニックのみでなく,人工靱帯の素材そのものに起因するところも大きい.今後前十字靱帯再建に際しての本靱帯の適応はきわめて限定されるべきものも思われる.
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