Japanese
English
臨床経験
PDSピンの使用経験
Clinical Application of PDS Pin
浦部 忠久
1
,
高山 真一郎
1
,
飯島 謹之助
1
,
田崎 憲一
1
,
佐々木 孝
1
,
堀内 行雄
1
,
伊藤 恵康
1
,
内西 兼一郎
1
,
矢部 裕
1
Tadahisa Urabe
1
1慶應義塾大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, School of Medicine, Keio University
キーワード:
骨軟骨骨折
,
osteochondral fracture
,
PDSピン
,
PDS pin
,
吸収性ピン
,
absorbable pin
Keyword:
骨軟骨骨折
,
osteochondral fracture
,
PDSピン
,
PDS pin
,
吸収性ピン
,
absorbable pin
pp.625-628
発行日 1992年5月25日
Published Date 1992/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900859
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抄録:整形外科領域における内固定材料としては,従来,Kirschner wireやscrewなどが用いられてきたが,これらは骨癒合後抜去する必要がある.これに対してPDSピンは徐々に吸収される性質を持つため抜釘は不要で,関節軟骨面からも刺入可能である.本ピンを30症例に使用し,全例に骨癒合が得られた.21例で軟骨面からの刺入が行われており,2本以上のピンを使用することが可能な大きさの骨軟骨片の固定性は良好であった.
適応を選んで用いれば,PDSピンは骨軟骨骨折の固定にきわめて有効な手段となりうることが示唆された.
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