Japanese
English
臨床経験
膝蓋腱反射異常亢進を伴った第4・第5腰椎間椎間板巨大ヘルニアの1例
Lumbar Disc Herniation with Increase of Patella Tendon Reflex
伊藤 拓緯
1
,
金子 二司夫
1
,
五味渕 文雄
1
,
中村 尚
1
Takui Ito
1
1水戸済生会病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Mito Saiseikai Hospital
キーワード:
腰椎椎間板ヘルニア
,
lumbar disc herniation
,
膝蓋腱反射
,
patella tendon reflex
Keyword:
腰椎椎間板ヘルニア
,
lumbar disc herniation
,
膝蓋腱反射
,
patella tendon reflex
pp.877-879
発行日 1991年7月25日
Published Date 1991/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900395
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抄録:膝蓋腱反射異常亢進をきたした腰椎椎間板巨大ヘルニアの1例を報告した.症例は40歳,男性で腰痛,両下肢痛にて発症した.神経学的所見として左下肢筋力低下のほかに両側の著明な膝蓋腱反射亢進を呈した.手術により巨大なL4/5椎間板ヘルニアを摘出したところ,腱反射亢進は徐々に正常化した.反射が亢進した機序として,脊髄牽引による1次ニューロン障害,反射弓の被刺激性亢進および心理的要因の関与を推論した.
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