Japanese
English
臨床経験
第二中手骨に発生した形質細胞性骨髄炎の1例
A Case of Plasmacellular Osteomyelitis of the Metacarpal Bone
岩瀬 敏樹
1
,
渡部 健
1
,
浦田 士郎
1
,
森 宗茂
1
,
岩堀 裕介
1
,
大脇 義宏
1
,
杉浦 博基
1
,
宮崎 芳一
1
,
加藤 斉
1
,
湯川 泰紹
1
,
稲垣 善幸
1
Toshiki Iwase
1
1更生病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Kosei Hospital
キーワード:
形質細胞性骨髄炎
,
plasmacellular osteomyelitis
,
中手骨
,
metacarpal bone
,
免疫学的検索
,
immunological study
Keyword:
形質細胞性骨髄炎
,
plasmacellular osteomyelitis
,
中手骨
,
metacarpal bone
,
免疫学的検索
,
immunological study
pp.881-884
発行日 1991年7月25日
Published Date 1991/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900396
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抄録:形質細胞性骨髄炎は,その病理学的所見で形質細胞の炎症性の集簇がみられることに特徴がある.筆者らは,48歳男性の右第二中手骨に発生した本疾患を経験した.X線像からは骨腫瘍やBrodie膿瘍が鑑別の対象となるが,手術により得られた病理組織中に形質細胞の集簇が観察され,免疫学的染色により炎症性の集族であることを確認し,診断が確定した,また,細菌培養にてSt. aureusが検出された.治療は,病巣掻爬および骨移植にて良好な予後が得られている.
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