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特集 腰椎椎間板ヘルニアのCutting Edge
腰椎椎間板ヘルニアに対する治療の実際
The Treatment of Lumber Disc Herniation
井上 玄
1
Gen INOUE
1
1北里大学医学部整形外科学
1Department of Orthopaedic Surgery, Kitasato University School of Medicine
キーワード:
腰椎椎間板ヘルニア
,
lumbar disc herniation
,
保存療法
,
conservative treatment
,
手術療法
,
surgical treatment
Keyword:
腰椎椎間板ヘルニア
,
lumbar disc herniation
,
保存療法
,
conservative treatment
,
手術療法
,
surgical treatment
pp.1325-1329
発行日 2022年11月25日
Published Date 2022/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202484
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腰椎椎間板ヘルニアは日常診療で最も診療する機会が多い疾患の1つである.膀胱直腸障害や著明な筋力低下など,術後の回復が思わしくない病態を除き,自然経過でのヘルニア吸収が期待できるため,少なくとも2,3カ月の保存療法が望ましいとされる.代表的な保存療法である薬物療法,神経ブロック,理学療法を,患者個々に適して選択することが重要である.手術療法に関しては,現状で長期的にはコンセンサスは得られていないが,少なくとも短期間での有効性は確立されている.今後,低侵襲術式や髄核融解療法などの新たな治療の発展とともに治療体系も変化していくものと考えられる.
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