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特集 主題I:Spinal Dysraphism/主題II:Pedicular Screwing(第19回日本脊椎外科学会より)
主題II:Pedicular Screwing
強直性脊椎炎に対する脊椎矯正骨切り術へのAO internal fixatorの応用
Application of AO Internal Fixator to Spinal Osteotomy in Ankylosing Spondylitis
谷 仁孝
1
,
辻本 正記
1
,
小林 昌明
1
,
福田 眞輔
2
,
吉川 玄逸
2
,
喜多 貞夫
2
Yoshitaka Tani
1
1大阪労災病院リウマチ病科
2滋賀医大学整形外科
1Department of Rheumatology, Osaka Rosai Hospital
キーワード:
強直性脊椎炎
,
ankylosing spondylitis
,
脊椎矯正骨切り術
,
spinal osteotomy
,
AO internal fixator
Keyword:
強直性脊椎炎
,
ankylosing spondylitis
,
脊椎矯正骨切り術
,
spinal osteotomy
,
AO internal fixator
pp.419-426
発行日 1991年4月25日
Published Date 1991/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900326
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抄録:強直性脊椎炎の進行した症例では,若年性の脊椎後彎変形を示すものがある.後彎変形に起因する障害が著しい場合には,脊椎矯正骨切り術を考慮しなければならないが,以前より手術による合併症の報告も多く,その適用は慎重に決定する必要がある.
われわれは,後方要素のwedge osteotomyにinstrumentとしてAo internal fixatorを使用し良好な成績をおさめている.このシステムの特徴としては,
①安全性が高く,強い矯正力
②侵襲が比較的少ない
③狭い範囲で強い固定力が得られる
④ある程度の側彎矯正も可能
などがあげられる.われわれの経験では,1椎間での矯正骨切りに本システムは適していると思われた.
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