Japanese
English
臨床経験
大腿骨顆上部開放粉砕骨折の治療経験
Two Cases of Open Comminuted Supracondylar Fracture of Femur
小林 大介
1
,
松原 司
1
,
水野 耕作
1
,
廣畑 和志
1
Daisuke Kobayashi
1
1神戸大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Kobe University School of Medicine
キーワード:
開放骨折
,
open fracture
,
骨移植
,
bone graft
,
創外固定
,
external fixation
Keyword:
開放骨折
,
open fracture
,
骨移植
,
bone graft
,
創外固定
,
external fixation
pp.325-328
発行日 1990年3月25日
Published Date 1990/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900054
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抄録:大腿骨顆上部開放粉砕骨折は最も治療に難渋する外傷の一つである.今回我々はその2症例を経験したのでここに報告する.症例は37歳女性と46歳男性であり,両症例とも交通事故による受傷であった.治療経過としてまず開放創に対する処置を行い,炎症の消退を待った.次に骨片の脱出やdebridementで生じた骨欠損部に対し,腸骨や腓骨を用いた自家骨遊離骨移植を行い,Wagner創外固定器にて固定した.両症例とも術後膝関節機能の問題は残したが骨癒合は良好であり,ほぼ満足できる結果が得られたと考える.
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