増大号特集 絶対! 整形外科外傷学
2章 整形外来
骨折診断のピットフォール
佐藤 直人
1
,
善家 雄吉
1
,
酒井 昭典
2
Naohito SATO
1
,
Yukichi ZENKE
1
,
Akinori SAKAI
2
1産業医科大学救急・集中治療科
2産業医科大学整形外科学
1Department of Emergentcy and Intensive Care Medicine, University of Occupational and Environmental Health, Japan
2Department of Orthopaedic Surgery, University of Occupational and Environmental Health, Japan
pp.536-541
発行日 2024年5月25日
Published Date 2024/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202969
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Point!
●骨折の見逃しには,①そもそも疑うことができなかった場合と,②所見はあったが画像的に診断に至らなかった場合の2パターンがある.
●まずは見逃しやすい骨折があるということを認識しておく必要がある.
●骨折治療は,その初期治療が以後の転帰に及ぼす影響が大きい.
●そのため,日常診療で比較的遭遇しやすい肩関節・手関節・腰背部・股関節・足関節周囲の愁訴に対して,見逃しやすい骨折の具体例を筆者の経験を踏まえて解説する.
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