Japanese
English
特集 脊椎内視鏡下手術の進化・深化
各論(2)FESS
外側陥凹部狭窄症に対するTFアプローチ全内視鏡下除圧術
Transforaminal Full-Endoscopic Ventral Facetectomy
木島 和也
1
Kazuya KISHIMA
1
1兵庫医科大学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Hyogo Medical University
キーワード:
全内視鏡下脊椎手術
,
full-endoscopic spine surgery
,
FESS
,
腰部脊柱管狭窄症
,
lumbar spinal stenosis
,
トランスフォラミナールアプローチ
,
transforaminal approach
,
TF approach
Keyword:
全内視鏡下脊椎手術
,
full-endoscopic spine surgery
,
FESS
,
腰部脊柱管狭窄症
,
lumbar spinal stenosis
,
トランスフォラミナールアプローチ
,
transforaminal approach
,
TF approach
pp.1141-1145
発行日 2023年9月25日
Published Date 2023/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202777
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
トランスフォラミナールアプローチによる全内視鏡下外側陥凹部除圧術は,局所麻酔下に8mmの皮膚切開,筋間アプローチで手術を行うため背筋への侵襲も最小限に抑えることができ,最小侵襲脊椎手術といえる.手術を行うには正確な椎間板穿刺,椎間孔部の解剖の理解,ドリルによる上関節突起切除が必要である.手術成績は良好な結果が報告されているが,術前に不安定性を要する症例では術後成績が不良であることがわかっている.ラーニングカーブや導入コストの問題はあるが,これらが解消されれば高齢者や全身合併症が多くある患者さんには特にメリットの大きい術式である.
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.