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風薫る5月,新緑が眩しく過ごしやすい季節になり,皆様はいかがお過ごしでしょうか.5月19〜22日,第95回日本整形外科学会学術総会が神戸市で開催されました.現地開催は2019年以来で,参加者は5,000人を超えました.これだけの規模の学会は,コロナ禍に襲われてからは国内の整形外科関連では初めてだと思います.各会場は活気に溢れ,ランチョンセミナーは満席で立ち見も出るほどでした.会長の配慮により,学会1日目にはアルコールなしではありますがいわゆる全員懇親会が催され,2,000人超の参加があったそうです.皆さんが,この学術総会の開催を待ちわびていたのがよくわかりました.外国人講演者の現地参加は叶いませんでしたが,来年以降は是非とも,これまでの通常開催ができることを願っています.しかし,コロナ禍でのオンライン会議やオンデマンド聴講などの利便性をわかってしまいましたので,今後はそれらをどのように取り入れて会員の利便性を配慮していくのかが課題となります.
国際学会の参加も徐々に可能になっているかと思います.愚生は3月下旬のシカゴで開催されたAAOS(American Academy of Orthopaedic Surgeon)の年次総会に参加してきました.出国に際しては,前日あるいは当日の陰性証明書,米国側から要求される宣誓書と承諾書が必要で,帰国に際しては出発72時間以内の陰性証明書と日本到着地でのPCR検査などが必要でした.面倒くさいですが,しばらくはこのような条件付きでの出張になるのではないかと思います.5月中旬のタイ出張では,ワクチンを3回接種していれば日本出国時の陰性証明書は不要でした.ただ,6月以降は訪問国によっては到着時のPCR検査が免除されるなど規制が緩和されることになっています.徐々に国際学会への参加も活発になるかと思います.
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