Japanese
English
臨床経験
肩こりに対する低用量プレガバリンの有用性
Efficacy of Low-dose Pregabalin for the Treatment of Neck Pain
田尻 和八
1
,
柳下 信一
1
,
中西 宏之
1
,
石井 孝佳
1
,
金山 智之
1
Kazuya TAJIRI
1
,
Shinichi YAGISHITA
1
,
Hiroyuki NAKANISHI
1
,
Takayoshi ISHII
1
,
Tomoyuki KANAYAMA
1
1市立敦賀病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Municipal Tsuruga Hospital
キーワード:
肩こり
,
neck pain
,
プレガバリン
,
pregabalin
,
筋々膜性
,
myofascial
Keyword:
肩こり
,
neck pain
,
プレガバリン
,
pregabalin
,
筋々膜性
,
myofascial
pp.279-282
発行日 2021年3月25日
Published Date 2021/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201941
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背景:肩こりは有訴率の高い疾患であるが,治療法が確立されていない.
対象と方法:肩こり患者95例に対して25〜75mgのプレガバリンを投与した.
結果:有効率は83.8%であった.プレガバリンの用量別や,肩こりの原因別でも有効率に有意差はなかった.
まとめ:肩こりには神経痛の要素があることや,プレガバリンが過剰な筋収縮を抑えること,プレガバリンのC線維に対する特異性などにより,少量のプレガバリンでも肩こりに有効であると考えられた.
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