Japanese
English
臨床経験
椎弓形成術後の局所アライメント変化は全脊椎アライメントへ影響を及ぼすか?
Do the Laminoplasty of Cervical Spine Affect Whole Spine Alignment?
百田 吉伸
1
,
重松 英樹
1
,
田中 誠人
1
,
山本 雄介
1
,
須賀 佑磨
1
,
川崎 佐智子
1
,
田中 康仁
1
Yoshinobu HYAKUDA
1
,
Hideki SHIGEMATSU
1
,
Masato TANAKA
1
,
Yusuke YAMAMOTO
1
,
Yuma SUGA
1
,
Sachiko KAWASAKI
1
,
Yasuhito TANAKA
1
1奈良県立医科大学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Nara Medical University
キーワード:
椎弓形成術
,
laminoplasty
,
全脊椎アライメント
,
whole spine alignment
,
頚椎アライメント
,
cervical spine alignment
Keyword:
椎弓形成術
,
laminoplasty
,
全脊椎アライメント
,
whole spine alignment
,
頚椎アライメント
,
cervical spine alignment
pp.903-907
発行日 2022年7月25日
Published Date 2022/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202394
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
背景:椎弓形成術(laminoplasty:LP)後の頚椎アライメント変化が,胸椎以下のアライメントにどのような影響を及ぼすかについては明らかではない.対象と方法:対象は当院で2010〜2017年度にLPを行った症例で術後2年間追跡可能であり,データを収集可能であった62例で,ΔC2-7Cobb≦−5°と>−5°の2群間比較を行った.結果:頚椎アライメントは有意に変化したが,胸椎以下のアライメントに有意差は認めなかった.結論:頚髄症性脊髄症(CSM)に対するLP後に後弯進行を来す症例では,頚椎後弯は脊椎全体ではなく局所で代償されると考えられた.
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.