最新基礎科学/知っておきたい
間葉系幹細胞による脊髄損傷治療への応用(静注治療)
本望 修
1
,
山下 敏彦
2
Osamu HONMOU
1
,
Toshihiko YAMASHITA
2
1札幌医科大学医学部附属フロンティア医学研究所神経再生医療学部門
2札幌医科大学医学部整形外科学講座
pp.904-907
発行日 2018年10月25日
Published Date 2018/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201194
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われわれは,自己培養骨髄間葉系幹細胞を治験薬(自家骨髄間葉系幹細胞 “STR01”)として医師主導治験を実施し,薬機法下で再生医療等製品として一般医療化することを試みている.本薬は脳梗塞に対して,2013年2月に治験届を提出し,医師主導治験(第3相)を開始している.脊髄損傷に対して,同年10月に治験届を提出し,医師主導治験を実施した.
また,2016年2月には厚生労働省の再生医療等製品の「先駆け審査指定制度」(下記参照)の対象品目の指定を受け,薬事承認を受けることを目指して現在進行中である.
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