Japanese
English
誌上シンポジウム 原発巣別転移性骨腫瘍の治療戦略
骨髄腫・リンパ腫における骨病変
Bone Lesions in Myeloma and Lymphoma
遠藤 誠
1
,
松本 嘉寛
1
,
川口 謙一
1
,
林田 光正
1
,
岡田 誠司
1
,
松下 昌史
1
,
幸 博和
1
,
薛 宇孝
1
,
藤原 稔史
1
,
中島 康晴
1
Makoto ENDO
1
,
Yoshihiro MATSUMOTO
1
,
Kenichi KAWAGUCHI
1
,
Mitsumasa HAYASHIDA
1
,
Seiji OKADA
1
,
Akinobu MATSUSHITA
1
,
Hirokazu SAIWAI
1
,
Nokitaka SETSU
1
,
Toshifumi FUJIWARA
1
,
Yasuharu NAKASHIMA
1
1九州大学整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Kyushu University
キーワード:
骨髄腫
,
myeloma
,
リンパ腫
,
lymphoma
Keyword:
骨髄腫
,
myeloma
,
リンパ腫
,
lymphoma
pp.859-864
発行日 2018年10月25日
Published Date 2018/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201187
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骨髄腫およびリンパ腫はいずれも血液系悪性腫瘍であり,頻繁に骨病変を有することから,整形外科医が接する機会が多い腫瘍である.両者ともに化学療法および放射線治療に対する感受性に優れ,原疾患治療における手術の必要性は低い.しかし,いずれの腫瘍も骨脆弱性や病的骨折の原因となり得るため,しばしば整形外科医による介入が必要となる.いずれの腫瘍も診断のポイントがあり,その知識があれば,適切に早期診断することはさほど難しくない.本稿では,整形外科医として最低限知っておくべき基礎知識を概説するとともに,整形外科医が果たす役割について解説する.
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