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誌上シンポジウム 慢性腰痛のサイエンス
腰下肢痛の最近の画像診断—新たな画像技術・評価法の有用性と限界
Usefulness and Limitation of New Imaging Techniques for Low Back Pain
菅野 晴夫
1
Haruo KANNO
1
1東北大学大学院医学系研究科医科学専攻外科病態学講座整形外科学分野
1Department of Orthopaedic Surgery, Tohoku University Graduate School of Medicine
キーワード:
腰痛
,
low back pain
,
画像診断
,
imaging diagnosis
Keyword:
腰痛
,
low back pain
,
画像診断
,
imaging diagnosis
pp.1133-1141
発行日 2017年12月25日
Published Date 2017/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200973
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近年,腰椎変性疾患に対する画像診断技術の進歩はめざましく,従来の方法では捉えられなかった腰痛・下肢痛の病態が把握できるようになってきた.それに伴って,得られた画像についての新たな解析・評価法についても多数の報告がなされている.本稿では,腰椎変性疾患に伴う腰痛・下肢痛の画像診断における最近の知見を紹介し,それらの臨床的な有効性と限界について検討する.今回は特に,1)馬尾・神経根の圧迫病変,2)椎体終板・椎間板変性,3)筋変性,4)脊椎アライメント異常,5)仙腸関節障害,6)脳の器質的・機能的変化の各病態の画像診断について述べる.
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