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誌上シンポジウム 成人脊柱変形の目指すポイント PI-LL≦10°,PT<20°はすべての年齢層に当てはまるのか
成人脊柱変形患者に対する矯正固定術では年齢で矯正目標を変えるべきか?
Should We Change Target Sagittal Alignment Depend on Age in Corrective Fusion Surgery of Adult Spinal Deformity Patients?
大和 雄
1
,
松山 幸弘
1
Yu YAMATO
1
,
Yukihiro MATSUYAMA
1
1浜松医科大学整形外科学
1Department of Orthopaedic Surgery, Hamamatsu University School of Medicine
キーワード:
成人脊柱変形
,
adult spinal deformity
,
年齢
,
age
,
脊柱骨盤パラメータ
,
spino-pelvic parameter
Keyword:
成人脊柱変形
,
adult spinal deformity
,
年齢
,
age
,
脊柱骨盤パラメータ
,
spino-pelvic parameter
pp.433-438
発行日 2017年5月25日
Published Date 2017/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200814
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高齢者の成人脊柱変形の矯正固定術において,われわれは矯正の目標とする腰椎前弯角を,浜松formulaを用いて決定している.しかし,年齢によって矯正の目標を変える必要があるかは不明である.そこで50歳以上の手術例を年齢別に50〜64歳の中年群,65〜74歳の前期高齢群,75歳以上の後期高齢群の3群に分け,矯正の程度別の手術成績を比較検討した.いずれの年齢群でも矯正不良群は成績不良であった.前期高齢群では矯正良好なほど成績も良好であった.後期高齢者群では中等度の矯正で最も成績良好であった.年齢によって必要な矯正アライメントが異なる可能性がある.
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