Japanese
English
誌上シンポジウム 股関節疾患の保存的治療とリハビリテーション
変形性股関節症に対する運動療法を中心とした保存的治療
Exercise Therapy for Osteoarthritis of the Hip
三谷 茂
1
,
古市 州郎
1
,
河本 豊広
1
,
三宅 由晃
1
,
梅原 憲史
1
,
難波 良文
1
Shigeru MITANI
1
,
Shuurou FURUICHI
1
,
Toyohiro KAWAMOTO
1
,
Yoshiaki MIYAKE
1
,
Norifumi UMEHARA
1
,
Yoshifumi NANBA
1
1川崎医科大学骨・関節整形外科学教室
1Department of Bone and Joint Surgery, Kawasaki Medical School
キーワード:
変形性股関節症
,
osteoarthritis of the hip
,
筋力強化訓練
,
muscle strength exercise
,
可動域訓練
,
ROM exercise
Keyword:
変形性股関節症
,
osteoarthritis of the hip
,
筋力強化訓練
,
muscle strength exercise
,
可動域訓練
,
ROM exercise
pp.213-218
発行日 2017年3月25日
Published Date 2017/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200765
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股関節症に対して保存的治療を行う場合は運動療法が主体となる.病態と病期にしたがってさまざまな種類から運動を選択する必要がある.ジグリングなどの可動域訓練はすべての股関節症に行うべきだが,特に進行期・末期で重要となる.筋力強化訓練は痛みのない状態で行うべきで,亜脱臼性股関節症の前・初期では関節安定性を高めるために中殿筋が重要となる.体幹筋,大殿筋,大腿四頭筋はすべての股関節症に行うべきで,骨盤後傾を呈する高齢者では特に重要である.股関節症は治療期間が長いため,運動療法を継続できるように工夫する必要がある.
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