Japanese
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誌上シンポジウム 関節リウマチ—生物学的製剤使用で変化したこと
関節病変・寛解率の変化
Changes in Remission Rate of Rheumatoid Arthritis Patients
門野 夕峰
1
Yuho KADONO
1
1東京大学大学院医学系研究科感覚・運動機能医学整形外科
1Orthopaedic Surgery, Sensory and Motor System Medicine, Graduate School of Medicine, The University of Tokyo
キーワード:
生物学的製剤
,
biologics
,
寛解
,
remission
,
トータルシャープスコア
,
total sharp score
Keyword:
生物学的製剤
,
biologics
,
寛解
,
remission
,
トータルシャープスコア
,
total sharp score
pp.97-104
発行日 2015年2月25日
Published Date 2015/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200113
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生物学的製剤の登場により関節リウマチの診療は劇的に変化した.臨床的寛解ならびに関節破壊進行抑制が治療目標となり,本邦の実臨床で寛解達成率はBoolean基準でみても25%を超えている.メトトレキサート(MTX)と同等以上の有効性を示し,MTX併用でより有効性が高くなる生物学的製剤だが,効果不十分例に比べて,ナイーブ例で使用するほうが有効性が高い.寛解達成率の上昇とともに関節破壊抑制効果が上昇することも明らかとなり,より早期から導入することで高い臨床的寛解ならびに構造的寛解を達成できることも明らかとなっている.
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