Japanese
English
誌上シンポジウム 関節リウマチ—生物学的製剤使用で変化したこと
最近の関節リウマチに対する関節外科手術の変化
Recent Trends in Joint Surgery for Patients with Rheumatoid Arthritis
桃原 茂樹
1
Shigeki MOMOHARA
1
1東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Institute of Rheumatology, Tokyo Women's Medical University
キーワード:
生物学的製剤
,
biologics
,
整形外科関節手術
,
orthopedic joint surgery
,
関節リウマチ
,
rheumatoid arthritis
Keyword:
生物学的製剤
,
biologics
,
整形外科関節手術
,
orthopedic joint surgery
,
関節リウマチ
,
rheumatoid arthritis
pp.105-111
発行日 2015年2月25日
Published Date 2015/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200114
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現在の関節リウマチ治療において薬物療法だけではどうしても炎症の鎮静化のみに主眼が置かれる.しかし,治療の最終目標はあくまでも日常生活の質的向上であり,薬物療法だけでカバーできないところは外科的治療により補完する必要がある.そのためには,今後も薬物療法を中心に外科的治療による併用療法を治療のオプションとして考える姿勢が求められる.また,生物学的製剤などにより病勢が安定化することで,手指や足趾など小関節に対してよりきめ細やかな外科治療の需要も増えてくると予想されており,これからは薬物療法の進歩に伴い外科的治療の変化も求められているのである.
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