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あとがき
菊地 臣一
pp.952
発行日 2013年9月25日
Published Date 2013/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102838
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本号が読者に届くのは,先祖や東日本大震災,あるいは避難先で亡くなった人々へ鎮魂の祈りが捧げられている頃です.
何事もなかったように動いていく世の中,一方では亡き人を忘れまいとする心,忘れることで区切りをつけ歩み出そうとする人,これが世情です.ただ,今言えることは,大震災とそれに伴う原発事故は,われわれが生き方や世の中のあり方を振り返ったことです.何かが変わりました.後世,史家は人類の歴史の転換点と位置づけることでしょう.
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