連載 成長期のスポーツ外傷・障害と落とし穴・25
足関節部
小島 岳史
1
,
帖佐 悦男
2
1橘病院整形外科
2宮崎大学整形外科
pp.1229-1231
発行日 2012年12月25日
Published Date 2012/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102548
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診断のポイント
まずは,問診による受傷状況の詳細な聴取である.受傷状況(内返し,外返しなど),また靱帯断裂や骨折の場合,患者本人が断裂音を自覚したり,「ボキッと音がした」と表現することがある.次いで外見上での腫脹の有無を確認し,局所の圧痛位置を調べる.次いで画像検査として単純X線(正面・側面像)を行う.本疾患(後述)を疑ったら単純X線両斜位像を追加し,確定診断がつかない場合はCTなどで診断を進める.レギュラー選手かどうか,出場目標としている大会時期なども詳しく聴取し,治療方針の参考とするべきである.
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