連載 成長期のスポーツ外傷・障害と落とし穴・18
足関節部痛
小島 岳史
1
,
帖佐 悦男
2
1橘病院整形外科
2宮崎大学医学部整形外科
pp.453-456
発行日 2012年5月25日
Published Date 2012/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102345
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診断のポイント
まずは,医療面接(問診)による詳細な病歴や自覚症状の聴取である.一般的な問診と異なる項目として普段の練習量,練習頻度,練習場所,レギュラー選手かどうか,出場目標としている大会時期などを詳しく聴取する.次いで外見上での腫脹の有無やアライメント異常(外反母趾や扁平足など)を診る.局所の圧痛を調べる場合は,患者の訴えた疼痛部位を最後に回し丹念に診るべきである.次いで,画像検査として単純X線から,MRI,CTなど必要に応じ順次診断を進める.女性アスリートの場合は,月経異常の有無も問診しておく必要がある2).
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