Japanese
English
誌上シンポジウム 橈骨遠位端骨折の治療
術前にどのような説明をするか
What Explanation is Necessary before Surgery of Distal Radius Fracture?
西浦 康正
1
Yasumasa NISHIURA
1
1筑波大学附属病院土浦市地域臨床教育ステーション
1Tsuchiura Clinical Education and Training Station, Tsukuba University Hospital
キーワード:
橈骨遠位端骨折
,
distal radius fracture
,
手術
,
surgery
,
インフォームドコンセント
,
informed consent
Keyword:
橈骨遠位端骨折
,
distal radius fracture
,
手術
,
surgery
,
インフォームドコンセント
,
informed consent
pp.1077-1079
発行日 2012年11月25日
Published Date 2012/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102508
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橈骨遠位端骨折に対する手術における術前の説明事項について概説する.説明する必要がある項目は,手術が必要とされる理由と予想される治療成績,具体的な手術法,術後の外固定と手指・肩の運動,術後の機能回復の経過,起こりうる合併症などである.手術法としては,近年,掌側ロッキングプレート固定術が最も一般的であるが,重篤な合併症として腱断裂が問題となっている.抜釘の可能性に関しては,術前に患者に説明しておき,必要に応じ抜釘を行うのが現実的と思われる.
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