Japanese
English
誌上シンポジウム 橈骨遠位端骨折の治療
橈骨遠位端骨折に対する掌側ロッキングプレート固定の合併症とその対策
Complications of Volar Locking Plate Fixation for Distal Radius Fracture and its Measures
今谷 潤也
1
Junya IMATANI
1
1岡山済生会総合病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Okayama Saiseikai General Hospital
キーワード:
complication
,
合併症
,
volar plate fixation
,
掌側プレート固定
,
locking plate
,
ロッキングプレート
,
distal radius fracture
,
橈骨遠位端骨折
Keyword:
complication
,
合併症
,
volar plate fixation
,
掌側プレート固定
,
locking plate
,
ロッキングプレート
,
distal radius fracture
,
橈骨遠位端骨折
pp.1069-1075
発行日 2012年11月25日
Published Date 2012/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102507
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近年,不安定型・橈骨遠位端骨折に対して掌側ロッキングプレートが臨床応用されるようになり,その良好な臨床治療成績から本骨折の手術的治療方法のゴールドスタンダードになりつつある.本内固定材料は初期固定性に優れるため,術後合併症の一つである矯正位損失は他の治療方法に比し少ない.しかし,その他の術後合併症として伸筋腱や屈筋腱障害,スクリューの関節内穿孔を含めたimplant failure,神経障害などが報告されている.本稿ではこれらの合併症とその対策について,文献的考察を加え述べる.
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