Japanese
English
誌上シンポジウム 脊椎脊髄手術の医療安全
―脊柱変形―小児
Pediatric Spinal Deformity
鈴木 哲平
1
,
宇野 耕吉
1
Teppei SUZUKI
1
,
Kokichi UNO
1
1国立病院機構神戸医療センター整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, National Hospital Organization Kobe Medical Center
キーワード:
小児脊柱変形
,
pediatric spinal deformity
,
脊髄モニタリング
,
spinal cord monitoring
,
周術期管理
,
perioperative care
Keyword:
小児脊柱変形
,
pediatric spinal deformity
,
脊髄モニタリング
,
spinal cord monitoring
,
周術期管理
,
perioperative care
pp.845-847
発行日 2012年9月25日
Published Date 2012/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102447
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小児脊柱変形手術の医療安全においては,術後の詳細な神経学的評価が困難なことも多く,術中脊髄モニタリングの重要性は非常に高い.ナビゲーションの利用は重度,もしくは先天性側弯症のような複雑な3次元的変形においては,アンカー設置のみならず,理想的な骨切りを行ううえで有用性が高い.周術期管理においては必要に応じて挿管管理を継続することや,てんかん,喘息といった既往症のコントロールに留意する.低体重・低栄養の患児も多く,感染リスクを考慮した術前の高カロリー輸液,インプラント設置部位や術後の皮膚状態に留意する.
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