誌上シンポジウム 腰部脊柱管狭窄[症]に対する手術戦略
緒言
高橋 和久
1
1千葉大学大学院医学研究院整形外科学
pp.494
発行日 2011年6月25日
Published Date 2011/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102006
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高齢社会を迎えたわが国において,腰部脊柱管狭窄[症]は高齢者の日常生活動作や生活の質を左右する運動器疾患のひとつである.本症に対しては,様々な保存治療が行われるが,それらが無効な場合,手術治療が考慮される.今回,誌上シンポジウム「腰部脊柱管狭窄[症]に対する手術戦略」として,第一線でご活躍の先生方に腰部脊柱管狭窄[症]の手術治療に関する最新のトピックスについて,ご執筆を依頼した.
その結果,中川幸洋先生,吉田宗人先生には「内視鏡下後方除圧術」,二階堂琢也先生,紺野愼一先生には「選択的除圧術」,渡辺航太先生,千葉一裕先生には「腰椎棘突起縦割式椎弓切除術」,大鳥精司先生には「椎弓根スクリュー使用の後側方固定術」,村田泰章先生らには「後方椎体間固定術―椎間孔部での狭窄を伴う腰部脊柱管狭窄症に対する有用性」という題にて論文原稿を頂戴した.大変お忙しい中,ご執筆を賜った先生方に心より御礼申し上げる.
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