連載 成長期のスポーツ外傷・障害と落とし穴・4
膝関節
田島 卓也
1
,
帖佐 悦男
1
1宮崎大学医学部整形外科
pp.147-149
発行日 2011年2月25日
Published Date 2011/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101906
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診断のポイント
診断のポイントとして,問診による詳細な病歴や自覚症状(安静時痛の有無など)および運動時の痛みの出現状況の聴取は重要である.次いで,歩容,下肢アライメント,外見上での膝関節およびその周囲の腫れの有無を確認し,動作時またはストレス時痛などをチェックする.特に痛みが誘発される肢位の確認は重要である.また膝関節周囲の筋力低下や筋委縮,隣接関節とくに股関節や足関節のチェックも重要である.次いで,画像検査として単純X線像およびMRIなどで順次診断を進める.
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