Japanese
English
誌上シンポジウム 高齢者骨折と転倒予防
高齢者の転倒予防の運動指導法
Exercise for Fall-Prevention Program on the Elderly
上岡 洋晴
1
Hiroharu Kamioka
1
1東京農業大学地域環境科学部身体教育学研究室
1Laboratory of Physical and Health Education, Faculty of Regional Environment Science, Tokyo University of Agriculture
キーワード:
運動
,
exercise
,
エビデンス
,
evidence
,
処方
,
prescription
Keyword:
運動
,
exercise
,
エビデンス
,
evidence
,
処方
,
prescription
pp.877-882
発行日 2009年9月25日
Published Date 2009/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101582
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転倒は,内的要因だけでも多様であり,運動介入も含めた総合的な対応が必要である.運動指導を行う際には,エビデンスを正しく理解し,それを活用することが必要である.バランス訓練を含む複合的な運動が効果的であり,とくにステッピング動作(とっさの一歩)が重要である.一方,集団指導において,そうしたエビンデンス要素のみを実施することは困難であり,現実的にはそれ以外の要素も加えることが不可欠である.対象者の心身の特性や状態に応じて処方の質と量を決定し,微調整しながら行う必要がある.動機づけとして,エビデンス要素を含む運動あそびが推奨される.運動指導者には,最大限の効果を導くために情・理を尽くした指導が求められる.
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