Japanese
English
シンポジウム 整形外科と運動療法
骨粗鬆症における運動療法の意義と役割
The Effect of Therapeutic Exercise on Bone in the Treatment of Osteoporosis
遠藤 直人
1
,
関口 秀隆
1
Naoto Endo
1
1新潟大学医学部整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Niigata University School of Medicine
キーワード:
exercise
,
運動
,
bone mineral density
,
骨密度
,
femoral neck fracture
,
大腿骨頚部骨折
Keyword:
exercise
,
運動
,
bone mineral density
,
骨密度
,
femoral neck fracture
,
大腿骨頚部骨折
pp.715-720
発行日 1999年6月25日
Published Date 1999/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902728
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要旨:運動負荷は骨,筋肉,関節の成長と維持において重要である.骨粗鬆症治療において運動療法は薬物療法,食事療法と並んで基本的療法の一つである.骨健康診断(骨ドック外来)受診者では一日平均歩数は高値であった.また,閉経期女性で一日歩数を高めた群(運動療法群)では,そうでない群に比して骨塩量減少を防止できた.運動療法の目標は,第一に運動負荷による骨量減少防止,骨強度を高めること,第二に筋力,協調運動などの運動機能を高め,転倒を防止することである.運動療法により十分な効果を得るためには長期間継続することが必要で,骨粗鬆症教室,運動教室が有用である.
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