Japanese
English
誌上シンポジウム プレート骨接合術―従来型かLCPか
Locking Compression Plateのピットフォールと不具合例対策
Pitfalls of Locking Compression Plate and Resolution for Complications
佐藤 徹
1
,
塩田 直史
1
Toru Sato
1
,
Naofumi Shiota
1
1国立病院機構岡山医療センター整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, National Hospital Organization, Okayama Medical Center
キーワード:
ロッキングプレート
,
locking plate
,
ブロック固定
,
block fixation
,
インプラント破損
,
implant failure
Keyword:
ロッキングプレート
,
locking plate
,
ブロック固定
,
block fixation
,
インプラント破損
,
implant failure
pp.449-455
発行日 2009年5月25日
Published Date 2009/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101506
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Locking Compression Plate(以下LCP)を用いて治療を行った長管骨骨折例の臨床的治療成績を検討し,合併症と問題点を検討することによってその適応と限界について検討した.上腕骨近位部骨折において64例中4例で固定術後から骨癒合までの間に内反変形を認めた.プレートの固定性は一気に低下するわけではなく,リハビリテーションを遅らせることで対応可能である.LCP周囲骨折は3例で認めたが,いずれも著明な骨粗鬆症を合併しており,脆い骨でも良好な固定性を示すものと考える.脛骨遠位部骨折2例でロッキングスクリューの破損を認めた.
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