Japanese
English
誌上シンポジウム プレート骨接合術―従来型かLCPか
従来型プレート・Locking Compression Plateの適応
The Indication of the Conventional Plate and Locking Compression Plate
内野 正隆
1
,
糸満 盛憲
1
Masataka Uchino
1
,
Moritoshi Itoman
1
1北里大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, School of Medicine, Kitasato University
キーワード:
従来型プレート
,
conventional plate
,
ロッキングプレート
,
Locking Compression Plate
,
適応
,
indication
Keyword:
従来型プレート
,
conventional plate
,
ロッキングプレート
,
Locking Compression Plate
,
適応
,
indication
pp.457-464
発行日 2009年5月25日
Published Date 2009/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101507
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LCP(Locking Compression Plate)の開発によって骨折の観血的治療が大きく変貌した.最も変革された点は,従来の力学的強度を求めた圧迫固定による強固な内固定ではなく,骨膜血行を温存しつつ良好な固定が得られるという,いわゆるbiologicalな固定法を推奨したことであろう.LCPは従来型プレートよりあたかも勝っているかのように謳われ,多くの施設で使用されるようになったが,一方で誤った使い方による不具合報告もみられる.この項では,LCPが従来型プレートに取って代わるものに成り得るのかを検証し,従来型プレートとLCPの適応について言及する.
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