連載 小児の整形外科疾患をどう診るか?―実際にあった家族からの相談事例に答えて・23
先天性下腿偽関節症
亀ヶ谷 真琴
1
1千葉県こども病院整形外科
pp.292-293
発行日 2009年3月25日
Published Date 2009/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101478
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相談例「先天性下腿偽関節症」
私の娘(8歳)のことで,お伺いしたいと思います.
娘は,先天性右下腿偽関節症と診断され,これまでに悪い部分を取り除き,骨延長を創外固定器にて行いましたが,伸ばした部分がうまくつかず,偽関節となっており現在装具で生活しております(松葉杖なしでゆっくり歩行できます).偽関節の部分の骨が少しずつ吸収されているようで,創外固定器をとりつけ,偽関節の部分をつなげる手術を数カ月後に行ったほうがよいとのことです.
今度手術を行うのは3回目で,足の長さが現在右足に比べ差がある状態でさらに差が出るそうです.その差は将来的に膝より上を伸ばすとのこと,私は,本人のことを思うとなんとか他の方法で治療できないかと思い悩む日々です.ご意見をいただければ幸いです.
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