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誌上シンポジウム 骨折治療の最新知見―小侵襲骨接合術とNavigation system
最小侵襲プレート固定法(MIPO)における間接的整復法
Indirect Reduction for Minimally Invasive Plate Osteosynthesis
田中 正
1
Tadashi Tanaka
1
1君津中央病院
1Kimitsu Chuo Hospital
キーワード:
indirect reduction
,
間接的整復法
,
MIPO
,
最小侵襲プレート固定法
,
reduction tool
,
整復用器具
Keyword:
indirect reduction
,
間接的整復法
,
MIPO
,
最小侵襲プレート固定法
,
reduction tool
,
整復用器具
pp.845-849
発行日 2007年9月25日
Published Date 2007/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101124
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最小侵襲プレート固定法(MIPO)は骨折部をブラインドで操作することが多く,いかに上手に整復を行えるかがポイントになる.MIPOでは通常,間接的整復手技を用いることが多いが,時に経皮的あるいは小切開からの直接的整復を行う必要もある.手術にあたっては,術前プランニング,手術のタイミングや術中体位など,整復を円滑にさせるために考慮しなければならない事項がある.間接的整復法には,牽引力をかけてsoft-tissue taxisを利用して整復するpush-pull法など,インプラント自体を利用するanti-glide plateやreduction screwを用いる整復法など様々な方法があるが,個々の骨折に応じて使い分けなければならない.整復操作に用いる器具には,一般の骨折手術用のものや,MIPO用に開発されたreduction toolがある.これらの中には整復操作後そのまま仮固定できるものもあり,MIPOに非常に有用である.
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