Japanese
English
誌上シンポジウム 変形性膝関節症―最近の進歩
変形性関節症の発症原因
Pathogenesis of Osteoarthritis
福井 尚志
1
Naoshi Fukui
1
1国立病院機構相模原病院臨床研究センター病態総合研究部
1Clinical Research Center for Allergy and Rheumatology, National Hospital Organization Sagamihara National Hospital
キーワード:
Key words:osteoarthritis
,
変形性関節症
,
pathogenesis
,
原因
Keyword:
Key words:osteoarthritis
,
変形性関節症
,
pathogenesis
,
原因
pp.17-22
発行日 2007年1月25日
Published Date 2007/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408100812
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変形性関節症(OA)は運動器領域の代表的なcommon diseaseであるため疾患の進行のメカニズムについては多くの研究がなされ,様々な知見が得られている.しかしOAの狭義の発症のメカニズムについては研究が困難なこともあり,まだ不明な点が多く残されている.本稿では疫学的研究によりOA発症の危険性を増すことが知られている年齢,肥満,性について疾患発症とどのように関連するのか現在までに知られていることを述べ,さらに最近新たな知見が相次いで報告されているOAの遺伝的要因についても触れる.
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