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誌上シンポジウム 診療ガイドラインの方向性―臨床に役立つガイドラインとは
腰部椎間板ヘルニア:海外の診療ガイドラインの動向
Backache : Clinical Practice Guideline in Overseas Countries
菊地 臣一
1
Shin-ichi Kikuchi
1
1福島県立医科大学医学部整形外科学
1Department of Orthopaedic Surgery, Fukushima Medical University School of Medicine
キーワード:
backache
,
腰痛
,
clinical practice guideline
,
診療ガイドライン
Keyword:
backache
,
腰痛
,
clinical practice guideline
,
診療ガイドライン
pp.1053-1056
発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408100516
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抄録:海外における腰痛の診療ガイドラインの概要を紹介した.勧告の内容で一致しているのは,「安静」の排除,早期・漸次の運動開始,そして慢性化への危険因子である心理社会的要素への認識である.一方,運動療法,脊椎マニュピレーション,筋弛緩薬,あるいは患者への情報提供についての評価とそれに基づいた推奨の度合いは各国で異なっている.海外の診療ガイドラインの背景にある概念では,患者の意志が治療の選択に活かされることや患者も治療に参加できるといった,「攻めの医療」の姿勢が重要視されている.
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