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誌上シンポジウム 診療ガイドラインの方向性―臨床に役立つガイドラインとは
腰椎椎間板ヘルニア―診療ガイドライン作成の現状
Clinical Guideline for Management of Lumbar Disc Herniation
小森 博達
1
,
四宮 謙一
1
Hiromichi Komori
1
1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科先端医療開発学系先端外科治療学整形外科学分野
1Section of Orthopaedic Surgery, Graduate School, Tokyo Medical and Dental University
キーワード:
lumbar disc herniation
,
腰椎椎間板ヘルニア
,
clinical guideline
,
診療ガイドライン
,
evidence-based medicine
,
EBM
Keyword:
lumbar disc herniation
,
腰椎椎間板ヘルニア
,
clinical guideline
,
診療ガイドライン
,
evidence-based medicine
,
EBM
pp.1057-1061
発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408100517
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抄録:患者数の多い腰椎椎間板ヘルニアは,現在の診療内容に大きなばらつきがあるので,診療ガイドラインの作成が必要とされる疾患である.腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドラインは11名の委員からなる委員会が現在作成中である.章・節・項の設定,文献検索・文献収集,文献一次選択,論文査読・アブストラクトフォーム作成,Scientific Statement作成まで終了し,現在専門医向けのガイドラインはほぼ完成している.しかし,椎間板ヘルニアの診断に明確な基準がないこと,分類法や治療判定の基準が多種多彩であること,質の高いRCTが少ないことなど種々の問題点が作成過程で明らかとなり,今後の課題が明確になってきている.
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