Japanese
English
特集 画像診断が変わる? MRIの新しい展開
MR尿管撮影などの腎尿路MRIの新しい展開と発想
Recent developments and new ideas in MR imaging of the kidney and the urinary tract including MR urography
石田 肇
1
,
野垣 譲二
1
,
岡田 清己
1
Hajime ISHDA
1
1日本大学医学部泌尿器科
キーワード:
腎MRI
,
尿管MRI
,
膀胱MRI
,
前立腺MRI
Keyword:
腎MRI
,
尿管MRI
,
膀胱MRI
,
前立腺MRI
pp.595-600
発行日 1995年5月20日
Published Date 1995/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905210
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腎尿路系においては,MRIは従来の画像診断の補助的手段として用いられているのが現状であろう.通常のspin echo法による腎尿路系MRIの限界と特性を示し,それらがどのように改善されつつあるか,文献的総括を試みた.高速撮像法,脂肪抑制画像,Gd-DTPA造影ダイナミックスタディなどは腎尿路系MRIにも応用が試みられている.中でも最近のendorectal coilによる骨盤内臓器の解像力の向上は,前立腺の画像診断にとって大きな期待をもって迎えられた.しかし,早その限界が指摘されつつある.強度のT2強調像の撮影が可能になってきていることから,MR胆管造影法と同様の原理を応用したMR尿管撮影が今後の新しい展開の1つとして考えられる.
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