特集 癌診療に役立つ最新データ
Ⅶ.肝癌
肝癌の疫学に関する最新のデータ
新谷 隆
1
,
加藤 博久
1
,
清水 喜徳
1
,
草野 満夫
1
Takashi NIIYA
1
1昭和大学医学部一般消化器外科
pp.158-170
発行日 2002年10月30日
Published Date 2002/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905028
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第15回全国原発性肝癌追跡調査報告によると,肝癌の主要病理組織型は肝細胞癌と胆管細胞癌で,それぞれ94.9%,3.3%を占める.肝細胞癌においてはHCV抗体陽性率が72.3%,HBs抗原およびHBs抗体陽性率がそれぞれ16.8%,22.3%であり,C型肝炎に起因する肝癌が多いことに日本の肝癌の特徴がある.本稿では,日本において悪性新生物死亡数第3位に位置する肝癌に関する最新のデータおよび統計を供覧する.
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