Japanese
English
臨床報告・1
CT所見が有用であった子宮広間膜異常裂孔ヘルニアの3例
Three cases of herniation through an abnormal defect in the broad ligament of the uterus-efficacy of computed tomography for diagnosis
豊田 和広
1
,
中塚 博文
1
,
眞次 康弘
1
,
小川 尚之
1
,
大城 久司
1
,
小川 喜輝
2
Kazuhiro TOYOTA
1
1呉市医師会病院外科
2因島市医師会病院外科
キーワード:
子宮広間膜裂孔ヘルニア
,
内ヘルニア
,
CT検査
Keyword:
子宮広間膜裂孔ヘルニア
,
内ヘルニア
,
CT検査
pp.969-971
発行日 2001年7月20日
Published Date 2001/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904524
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
子宮広間膜異常裂孔に生じた内ヘルニアは非常にまれな疾患であり,術前診断は困難とされている1).これまでの報告でもほとんどが術中に本疾患と診断されているが,最近,術前のCT検査の有用性を指摘する報告も散見される2〜7).これまでわれわれは,本疾患を3例経験し2例はそれぞれ報告してきた1,7).この3例に対してはいずれも術前CT検査を施行しており,子宮広間膜異常裂孔ヘルニアに特徴的なCT像の所見が得られたので報告する.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.