Japanese
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臨床報告・1
腹腔鏡下手術が有用であった,消化管との瘻孔を認めない魚骨の横行結腸穿孔による腹腔内膿瘍の1例
A case of peritoneal abscess due to fish bone penetration of the transverse colon without fistula,successfully treated laparoscopically
原 隆志
1
,
高梨 節二
1
Takashi HARA
1
1勤医協札幌西区病院外科
キーワード:
魚骨
,
横行結腸穿孔
,
腹腔鏡下手術
Keyword:
魚骨
,
横行結腸穿孔
,
腹腔鏡下手術
pp.419-421
発行日 2007年3月20日
Published Date 2007/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101243
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はじめに
通常,誤嚥された魚骨の多くは何ら障害を与えずに消化されるか,自然に排泄されるが,稀に消化管穿孔を引き起こして臨床的に問題となることがある.
今回,われわれは腹部CT検査で術前診断して腹腔鏡下手術を施行したが,瘻孔の確認ができなかった魚骨の横行結腸穿孔による腹腔内膿瘍の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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