特集 癌治療のプロトコール—当施設はこうしている
Ⅰ.食道癌治療のプロトコール
大阪大学大学院・病態制御外科
矢野 雅彦
1
,
塩崎 均
1
,
井上 雅智
1
,
安田 卓司
1
,
藤原 義之
1
,
門田 守人
1
Masahiko YANO
1
1大阪大学大学院病態制御外科
pp.13-18
発行日 2000年10月30日
Published Date 2000/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904246
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術前診療のプロトコール
1.術前患者の評価
食道癌の手術は他の消化器癌手術に比べて侵襲が大きく,また術後の患者のQOLの低下も著しい.したがって,手術療法を選択するからには根治度Cの手術を極力避けねばならず,かつ術後合併症の発生を減少させるよう努める必要がある.そのためには術前の正確な進行度評価と患者の全身状態の評価が重要である.
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